セリグマンを咎める声が多いのですが、セリグマンは優しいおじさんじゃありませんか。 救済は不可能で、死ぬまで自分の「性」というものの呪縛からは解き放たれはしないんだぞと、そういうラストなのかと解釈しました。
20。 偶然帰ってきたジェロームによって阻止されましたが、なんと息子はあと少しでベランダから転落するところでした。
そして私はこのシーンが、本作においてジョーが最もカッコよく見える、または爽快感があるシーンであるように思いました。
もし「悪い人間」だったとするならば、どこが「悪」だったのか。
翌日、またKの元を訪れたジョー。 日本公開版は当然のことながらモザイク処理されていますが、 オリジナルはもちろん無修正となっています。
逆に、ドキドキを期待するカップルや夫婦で観に行くのは避けたほうが賢明でしょう(珍しく有益な情報を提供する私)。
ヒューゴ・シュペーア:H氏• そこは諦めてください。
ポツポツと語る年老いたジョーの物語。
つまりこういう映画(語りポイント) 僕はラース・フォン・トリアーが大好きです。 欲望のままに生きてしまったところか、夫と息子を捨てたところか、借金の取り立てという裏稼業の仕事をするようになってしまったところか、身寄りのない「P」という少女に騙すようなかたちで接近したところか。
8こうして道に横たわるジョーを、セリグマンが発見したのでした。 同級生の男の子ジェロームを誘った初体験は、三こすり半でアッという間に終わった。
あらすじ(ネタバレなし) 路地裏。
いい意味で予想できる鬱展開が続き、ラストも予想できる方は多いでしょう。
「ミセスH」 "Mrs. 会社をやめたジョーは、裏社会のL(ウイレム・デフォー)に会い、借金取り立ての仕事につく。
二人とも悪人じゃないのに、こんな悲しい結末あっていいものでしょうか。
欲望のままに生きてしまったところか、夫と息子を捨てたところか、借金の取り立てという裏稼業の仕事をするようになってしまったところか、身寄りのない「P」という少女に騙すようなかたちで接近したところか。
ジョーはたまたま性欲という厄介なものに突き動かされて人生を歩んできたわけですが、人間はそれぞれ、欲望に突き動かされて生きているという点ではだれもが同じだからです。
小便臭い謎の女を家に招いて一晩中話を聞いてやっただけでも聖人ですよ。
鬼才が、そんなベタな終わらせ方をしていいのかと、納得いかなかったんですね。
男の子を出産しますが全く母性が湧きません。
理由なき性欲 本作は扱っている話題が非常にデリケートですが、単なるポルノ映画に終わっていないのには理由があります。
l 2 ジョーは人生で唯一、心がときめいた男性であるジェロームとセックスをすることになります。
予告編を見ていただけると出てきますが、大きなホールのような場所で女性たちが輪になって集まるシーンですね。